調べて見た
二重変異株(Double Mutant)、最近よく耳にします。新型コロナ・ウイルスが変異し、イギリス型➕ブラジル型のように2つの型が合わさったものと、最初理解しておりましたがそうではないようです(恥)。
「Newsweek日本版」の説明がとてもわかりやすいように思いました。つまり、変異の回数としては「二重」、「三重」といった表記と基本関係はなく、変異の過程において憂慮すべき特性を備えた新型コロナ・ウイルスが誕生し、その特性の数が「二重」ないし「三重」のようです。
感染力が強く抗体の免疫作用を低下させるなど、人体へのマイナスの影響を2つ以上持つ、悪性ウイルス。「二重変異」とは、素人目には「二倍悪性変異(Double pernicious Mutant)」、”あれもこれも悪いところばっかり、2つも3つも兼ね備えたどうしょうもない新型コロナウィルス”と身も蓋もない言い方をしてくれたほうが理解としては早いのかもしれません。
ウイルスは常に変異を繰り返しており、変異自体は必ずしも珍しいものでもなければ、常に「凶悪」な方向に変化するとも限らない。二重変異株自体も、2つどころか、元々のコロナウイルス株から11〜15箇所ほど変異している。B.1.617が「二重」変異株と呼ばれるのは、このうち憂慮すべき大きな変異が2つあるためだ。
Neesweek日本版2021年4月27日
ワクチンは有効!
ただ、一方的に悲観的になる必要なないように思えます。再び記事の引用から。二重変異(タイプB.1.617)に対してもワクチン接種の効力があることは否定されておりません。
記事は「コビシールド・ワクチンの接種者たちがB.1.617二重変異株に対して保護されることがインドで初めて確認された」と述べている。変異によってワクチンの効力が低下したとしても、一定程度までであればワクチン自体の有効性は保持される。
同上
そしてその予防策には、マスク・手洗いなどが有効というのは変わりはないようです(アメリカCDCより)。
ワクチン接種後、感染が激減しているイギリス(UK)では、5月からさっそく海外渡航を解禁するとのニュースも(驚)。希望の光があたりを照らし始めたのを感じ取ることができるような気がします。本日も読んでいただき、ありがとうございました。