鬼滅の刃
年末年始、一気に読破しました!
う〜ん、絵がうまい。そして、呼吸と●●の型は、日本の古き良き伝統を連想しました。
漫画が身体性を獲得したかのように、読者が同じように呼吸をし、同じようにハラハラするという、呼吸というきっかけがより漫画の世界に入りやすくなっているように感じます。
なお呼吸は本当に重要で、ロングブレスなどは炭治郎並みに鍛錬したいと思ってます(笑)
“火の鳥“が読みたい
さて、本の感想ですが、『火の鳥』が読みたくなりました。
他のブログで触れたとおり、精神論的にはホリエモンを想起させるものですが、漫画としては手塚治虫との共通点を感じました。
変わるものと変わらないもの。鬼に食べられると鬼になるというだけではなく、いわば不老不死に近くということで、火の鳥(の血)に翻弄される手塚作品を思い出しました。
『火の鳥』はもっと前面に永遠の命といったテーマが出ていた気がしますが、『鬼滅の刃』では、むしろ人生の儚さが強調され、一方が鬼となった兄弟の再開など、無限と有限の対比も本当にうまいと思いました。諸行無常と言う言葉が、何度も思い浮かびました。
こんな時代だからこそ
そして、最初は単なる凶暴な鬼が、実は複雑な事情を抱えた人間だったと、これも手塚ワールドと共通点が見出せそうなテーマ。敵だと思ったら、遥か未来の自分自身だったなど、時空を超えるところも似ているかもしれませんね(いい意味で)。
輪廻転生も、似ているかもしれませんが、類似性は挙げても仕方がないと思います(笑)。
『鬼滅の刃』では、目の前のことに全力で生きよう!と『今を生きる』ではないですが、前向きなメッセージが何度も出てきて、読んでいて気持ちがいいです。
先の見通せない時代だからこそ、読みたいですね。
本日もありがとうございました。 ( ´ ▽ ` )