『二月の勝者』からの”宿題”
中学受験がモチーフ。連載中の『二月の勝者』です。ドラマにもなりましたが、時間的にドラマへの反映が難しかったのが、黒木先生からの”宿題”(13巻第109講)。ネタバレしない程度にお伝えすると、学習塾での保護者向け説明会で”保護者への宿題”が出されたというもの。内容は”試験会場に向かう子供と離れるその瞬間に、どんな言葉をかけますか?”というもので、入試当日までに考えておいてほしいと保護者に向けて”宿題”が出されるという設定です。マンガですが、この”宿題”とても役立ちました。
親としてできることは少ない
“楽しんできてね!”、そう言葉をかけた気がします。場所は北嶺中高の玄関。新型コロナウィルスの影響もあり、親は玄関までの見送り。入試当日の独特の緊張感といい意味での殺気のようなものが感じられ(?)、学校に入って行く子供を見送ることしかできない私。感傷めいたもっと違う感じを受けるのかなぁと事前に予想しておりましたが、いえいえ、感じたのは”無力感”。親にできることはホント少ない。”頑張れ”という言葉も表層的でなにか違う。入試が近づき眠れないことも多かったので”宿題”のことも考えておりましたが、結局”受験できることを楽しんできてね”という言葉に落ち着きました。う〜ん、もっと違った言葉があったかもと今でも思います。他のご家庭はどんな言葉を掛けていたか、そうでした、耳をすませて会場で聞いてみてもよかったのかも?と今さらながら思います。
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