『ユダヤ人大富豪の教え』より
花が大好きな花屋さんと、儲けを優先する花屋さん。あなたはどちらで花を買いたいでしょうか?作者本人による解説付きの『ユダヤ人大富豪の教え』からの抜粋。なおこの本、一読の価値ありです。
好きなことをしている人を応援したくなる?!
さてお話の続きです。文庫本では41ページからがこちらのお話となります。
花が好きな店の主人は、自分の大好きな花で、お客さんをどのように喜ばせようかと考えている。余分にサービスをしようとか、きれいにラッピングをしてあげようとか、お客が喜ぶサービスを無限に思いつく。お客にいかにたくさん与えらえるかを考える。
『ユダヤ人大富豪の教え』文庫版41ページより
一方、利益ばかり考えている花屋は、その逆をやる。一本サービスするなんて、とんでもない。ラッピングするときは有料にして利益を出そう。もっとたくさん客に花を買わせてやろうと、客から奪うことばかりを考える。
同上41ページ〜42ページ
このお話、最初に読んだときは、ふ〜んとざっと読み飛ばしておりました。ただ、読めば読むほど味が出てくるのがこの本のすごいところ。”人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる“と、鬼滅のセリフ(愈史郎)を読んでいて、はっ!としました。
与えよさらば・・
たしかに、奪う人より、与える人の周りに人は集まるもの。最近のユーチューバーを見ていて、本来有料級のものを無料で提供している方の視聴回数が上がるのにも、どこか共通する点を感じました。
古本屋などで見かけた際には、一度手にとっていただきたい本です。本日も読んでいただき、ありがとうございました。