レジデンストラックとは?
外務省ウェブサイトによると、レジデンストラックとは、「入国後14日間の自宅等待機は維持しつつ、双方向の往来を再開するスキーム」とのことです(詳しくはこちら)。
入境解禁,指的是,对于对象国家,以进入日本国内以后隔离14天为前提,重新开放入境。现中国,除了台湾地区以外,其他地区尚在调整协商阶段。
「一般の国際的な往来とは別に、ビジネス上必要な人材等の出入国について例外的な枠を設置し」(同上)ているとのことで、「ビジネストラック」とともに、いずれも「ビジネス上必要な人材等」を対象としているとのことです。
ちなみに、レジデンストラックでは、比較的新型コロナウィルス感染拡大が落ち着いた国・地域として、「ベトナム、タイ、豪州、ニュージーランド、カンボジア、シンガポール、韓国、中国、香港、マカオ、ブルネイ、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、台湾」(同上)が対象となっています(10月7日現在)。各国・地域と協議・調整の上準備が整い次第、順次実施していくという形になっています。
実際に運用を開始しているのは、以下の対象国・地域です。
タイ、ベトナム、マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、台湾、シンガポール、ブルネイ、韓国
留学生も対象に
10月1日以降、レジデンストラックは、「留学、家族滞在等のその他の在留資格も対象とし、新規入国を許可」(同上)するようになったとのことです。
つまり、「例外的な枠」ではあるものの留学生などにも対象を拡大した、というのが正しい理解かもしれません。もはや例外ではないような気もするのですが、制度への理解が浅いだけかもしれません(汗)。
横文字禁止?
いずれにしてもちょっと分かりにくいです。IQ高めの方にはちょうど良いのかも(^ ^)
“Residence Track”の直訳というより、そのまま。カタカナ表記です。
たしか、横文字はわかりにくいので、わかりやすい日本を使おう!という建設的な提案があった気がします(NHKニュースより)。
そのため、他国の先行的事例で”Residence Track”を用いていたので、世界的に統一した表記とするため、日本もそれに倣ったという好意的な解釈を個人的にはしております。
横文字に弱い私としては、「行動履歴及び体調管理制度」、あるいは「感染拡大防止のための入国者行動履歴並びに体調管理制度」、またはシンプルに「行動追跡制度」などのほうがしっくりきますが、”ビッグブラザー“を想起させるのが問題なのかもしれません。
中国からの入国手続き
一例として、中国からの新規入国について調べてみました。
詳しくは、在中国日本国大使館ウェブサイトに記載の手続きの流れが参考になります(詳しくはこちら、中国語での説明はこちらを参照)。
短期滞在のケースでは、これまで同様、「招へい理由書」などを日本側(受入側)で作成する必要があるようです。今回の改正のキモは、「誓約書」と「質問票」も作成、提出が必要という点のようです。
- 査証申請書(顔写真貼付)
- 旅券
- 申請人の在職証明書
- 招へい理由書
- 身元保証書
- 居住証等の居住証明書(当館管轄地域内に本籍を有しない場合のみ)
- 戸口簿写し
- 誓約書写し2通 (注)日本側受入れ企業や団体が作成するもの
- 質問票(書式については、代理申請機関にお問い合わせください。)
誓約書
日本側の受入機関(企業など)が、対象者(主に外国籍)入国に際し、新型コロナウィルス感染拡大防止のための防疫措置を講じるなど、必要項目について誓約するというもので、所定様式に記入、押印した上で、事前に渡日希望者のもとに送付することが必要です。
こちらも確か、印鑑を廃止する動きがあったような気がするのですが、公印(社印など)が必要なようです(NHKウェブサイトより)。
wechatではなく、LINEを
日本到着後には、スマホにアプリ等を導入する必要があるようです。
接触アプリ(=Cocoa)、位置情報(=Google Map)、LINEの3点セットです。
いきなり先進的になったと思うのは私だけでしょうか?
さすがにスマホは、ほぼ全員所有していると思いますが、wechatはインストール済みでも、LINEは未インストールという方は意外と多いかもしれません。
(4)日本への入国に際しては、誓約書に記載している「入国後14日間は指定場所での待機」や「移動手段は限定」等の防疫措置に従っていただく必要があります。なお、本措置による査証発給後、日本入国時にはスマートフォンに接触確認アプリ等を導入する必要があり、入国時に空港の検疫・入管で確認しますので、入国時までに導入、設定をしてください
【接触確認アプリ等のインストール方法等】
LINEの使い方を、中国語で説明してみようとも思います。ニーズがないかもしれませんが。
いずれにしても、LINEはすでに若者だけが使うものではなく、ガラケー世代あるいはピッチ世代(懐かしい)、はたまた、FAX送ったけど紙残っているよ?世代などにも使えて当たり前の時代のようです。
時代に取り残されないよう、適当に頑張りましょう!本日も読んで頂き、ありがとうございました。